2009年05月11日

『心を洗い、心を磨く生き方』



これは先日、本屋さんで思わず手にし、買わせて頂いた本の副題です。


本題は『ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる』です。


著者は鍵山秀三郎氏、編者は亀井民治氏です。平成18年7月第1版発行です。


素晴らしい内容です。中身を随時、御紹介してまいりますが、今日はその「まえがき」と、巻頭一つ目の文章を書かせて頂きます。



贅沢を尽しても、よい暮らしをしているとは言えない人がいる一方で、普通の暮らしをしながら豊かな人生を歩む人もいます。


その差は、その人の持つ生活感の質と量とによって決まるものと思います。


老齢に至った私(鍵山氏)は、日々の暮らしや人様との御縁によって身につけてきた生活感を、さまざまな機会に言葉や文字で表して参りました。それを、このたび亀井民治氏が整理し編集してくださいました。


皆様のお役に立てれば幸いに存じます。




【凡事徹底こそ】


私(鍵山氏)が今まで歩いてきた人生を一言で表現すると「凡事徹底」つまり『誰にでも出来る平凡な事を、誰にも出来ない位徹底して続けてきた』と言う事に尽きます。


人が見過ごしたり、見逃したり、見捨てたりしたものを一つ一つ拾い上げ、価値を見い出す。やれば誰でも出来る平凡な事を徹底して、その中で差をつける。


そんな信念を持って、今まで生きてきました。


ともすると、人間は、平凡な事はバカにしたり、軽くあしらいがちです。難しくて特別な事をしなければ、成果が上がらないように思い込んでいる人が多くいます。


そんな事は決してありません。世の中の事は、平凡の積み重ねが非凡を招くようになっています。


いつも難しくて大きな事ばかりを考える人は、失敗したり続かなかったりして元へ戻ってしまう事が多いものです。


出来そうにない特別な事ばかり追い掛けるよりも、誰にでも出来る平凡な事を少しずつでも積み重ねていけば、とてつもなく大きな力になる事を知るべきです。


平凡な事を徹底して続ければ、平凡の中から生まれてくる非凡が、いつかは人を感動させると確信しています。




※当たり前の事を突き抜けて行い、心の持ち方を良くする事が、大切なんですね。“凡事徹底”していますか?
  


Posted by makishing at 06:58Comments(8)