2011年12月14日

「社名は不思議です」その10




今日は、『知らないと、笑われ、ホサレ、はじかれる!?会社伝説』(ワンツーマガジン社)からです。





「社名は不思議です」





☆ソースと同郷が縁でブルドッグの名前を借りた「ブルドックソース」



ブルドックソース(ブルドッグとは濁らない!)のルーツは、創業者・小島仲三郎が1902年に創業した食品卸店の「三澤屋商店」。

大正末期の当時は、ちょうどソースが日本の家庭に馴染んできた時代で、小島もそれを敏感に察知して1905年にソースの製造・販売を開始した。それに際し、ソースと同じイギリス発祥で、日本国内でブームとなっていたブルドッグを商標に採用。それには「ブルドッグ同様、このソースも人々に広く愛されるように」という気持ちが込められていたという。

だが、「ブルドックソース」という名称を使用するようになったのは1950年代に入ってから。それまではラベルに「ブルドック印ソース」と印刷されていた。そして、1962年に社名も「ブルドックソース(株)」に改められた。






※このソース会社、そのような経緯で、名前が付いたのですね。

大正末期のイギリス発祥が同じだった『ソースとブルドッグ』・・・たったそれだけが、名前を決め、普及の足がかりを創出するなんて、凄いです。

本当に、名前って、大切です。
  


Posted by makishing at 06:14Comments(4)